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2023.04.27

歯を磨いたら出血するのはなぜ?

歯磨きの際に歯肉から出血する方はいますか?「歯を磨くから出血している」と思われている方も少なくはないと思います。

口腔内に問題がなければ歯を磨いたからといって出血することはないのですが、出血してしまう方は何が原因なのでしょうか?

今回はその主な原因についてご説明します。

 

歯磨きで出血の原因は歯周病?

歯磨きで出血してしまう主な原因は、磨き残しによる細菌の繁殖、歯周病です。健康な歯肉はピンク色をしていて、歯と歯肉のすき間もなく歯肉がひきしまっていますが、炎症を起こしている歯肉は赤く腫れてブヨブヨした状態になります。この状態ですと、歯を磨いたりカタいものを食べると出血するようになります。

この歯周病に気づいたら早めの処置をおすすめします。

歯周病はどんな病気?


歯周病は、知らないうちに歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。

歯の表面にプラーク⁽歯垢⁾が付着し、その中の歯周病菌が増殖することによって歯を支えている歯周組織や骨を破壊し、歯を失ってしまいます。

歯周病は自覚症状がない状態でどんどん進行してしまう…


歯周病の初期の段階は歯肉炎と呼ばれます。歯と歯肉の境目にプラーク(歯垢)が溜まり、細菌が出す毒素で歯肉が慢性の炎症を起こし赤く腫れています。この状態は、なかなか自分で気づくことが出来ません。

歯肉炎が進行すると、軽度歯周病と呼ばれるようになります。ここの段階で歯磨きの際に出血を伴います。

中度歯周病になると、ポケットの炎症が慢性化して、骨が溶けはじめます。口臭も伴い、歯が浮いたような感じがするようになります。

重度歯周病になると、歯根を支えている骨がどんどん溶けてしまいます。歯根が露出し、歯のぐらつきがひどくなります。

出血するからは歯を磨かないのは絶対にやめましょう!

「歯を磨くと出血するので磨くのをやめた」「出血が怖いからあまり磨かないようにしている」という患者さんも少なくはないと思いますが、そこで歯磨きをやめてしまう方が逆効果です。歯磨きをしないとプラーク(歯垢)はどんどん溜まっていき、細菌が繁殖するため、歯周病は悪化していきます。

歯周病にならないためにも自宅のケア歯科医院では

〇自分に合った正しいブラッシング方法を知りましょう。

〇だらだら食べや間食を控え、規則正しい食生活を身に付けましょう。

〇歯周病は痛みや出血など、自覚症状が出てからでは治療と時間に費用がかかります。定期的に検診を受けて、衛生士によるブラッシング指導とはの掃除をしてもらいましょう。

まとめ

歯磨きで出血してしまうという方は一度歯科医院の来院をおすすめします。そして、定期健診を受けましょう。

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