「矯正治療」というと、皆様はどのようなものを想像しますか？おそらく、銀色の装置を歯全体に着けて、それを2、3年我慢しなければいけない…そんなイメージだと思います。最終的には綺麗な歯並びになるとしても、装置が付いてる間は「苦行」なのではないでしょうか。
私が大学を卒業してすぐ、矯正治療を学び始めた頃は、まだまだワイヤー矯正が主流でした。
しかし、ここ数年の間、矯正治療には革命が起きました。
『インビザライン』というマウスピース矯正が急激に進化し、従来のワイヤー矯正と同じかそれ以上にしっかり、かつ正確に歯が動くようになったのです。
それに付随してマウスピース矯正の良さである「目立たない」「違和感が少ない」「清潔である」が加わり、今や欧米では矯正治療の主流に置き換わっています。学生など若い方にも始めやすい治療だと思います。メリットの多いマウスピース矯正ですが、もちろんデメリットもあります。中にはワイヤー矯正でしか治せない症例もあります。そうしたメリットデメリットをしっかり患者様にお伝えした上で、一人ひとりに最適な治療方法を一緒に考え、ご提供していきたいと思っております。

院長　野村 信道