こんにちは!おとなとこどもの経堂歯科です🦷
7月もあと2日ですね。今年もあと5か月と思うと、時が経つのは早いなと実感しています。
前回、0~5歳児の仕上げ磨きのポイントについてお話しました。
今回は、6歳~14歳児の磨き方のポイントについてです。
6~8歳児と9~14歳児でわけてお話しますね。
🌻6~8歳児
小学校に上がり、だいぶ自分のことはできるようになる時期。
「歯磨きは自分でできる!」と親の仕上げ磨きを嫌がり始めたりする子も…
ですが、口腔内は混合歯列期の真っ只中!幼若永久歯がプラークに埋もれていたり、
生え変わりで歯ブラシが歯面に当たらなかったりと凄く歯ブラシが難しい時期になる。
①しっかりプラークを除去できる歯ブラシの選択が重要
毛先が開ききった歯ブラシを使っていませんか?口の大きさにサイズは合っていますか?
②本人には、歯ブラシは毛先を歯に当てること、6歳臼歯が萌出している場合には小窩裂溝の磨き方や前歯部の歯頚部など、
ポイントを絞って指導する
③仕上げ磨きがますます重要であること
本人だけでは磨きにくい部位があるので、その部位を重点的に仕上げ磨きする
ゴロンと寝て口の中を見る姿勢から、立位に変更しても良い
④・おやつの量を決める ・時間をかけずに(15分以内に食べ終える)
・リスクのある食物の足し算をしない
(甘いものとスポーツ飲料やスナック菓子と炭酸飲料など。おやつを食べるなら、合わせる飲み物は水かお茶にする)
⑤フッ化物配合歯磨剤の使用(6歳以上には950ppm 使用量は1㎝程度)
ハイリスクの子にはフッ化物入りのジェルを使用すると◎
⑥仕上げ磨きをしてあげられる時間がない時には子供用電動歯ブラシを使うのも効果的
自分磨きの時でも、圧倒的にプラーク除去率が上がる。ただし、間違った使い方をしていては意味がありません!
必ず、歯科衛生士のブラッシング指導を受けることをおすすめします。
🌻9~14歳児
①乳臼歯の生え変わりの時期。萌出しきってない歯の磨き方が大事
9歳以上になると自分磨きで終えることが多くなる。この年齢は、乳臼歯から小臼歯へ生え変わり、7番(第二臼歯)が萌出する時期。
この時に必要なのは「凹凸の状態をどうブラッシングするか」
萌出しきってない歯は低位にあり、歯ブラシが届かないことが多い、歯質が幼若なのでカリエスリスクが高くなり、
萌出しきった時にはもう初期う蝕に罹患していることも…
②デンタルフロスの使用開始
小学校高学年になると補助清掃用具も本人が使用できるようになる。小さい頃から行うことで習慣化にも繋がる
6~14歳の時期は本人への「習慣づけ」に最も適している時期です!!
この時期は自分磨きと仕上げ磨きが特に重要です。カリエスフリーの歯を目指していきましょう!
読んで頂き、ありがとうございました。では、また!!