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2023.04.20

3歳までで決まる、虫歯にならない歯

みなさんこんにちは。おとなとこどもの経堂歯科です。

コロナ感染拡大が続く中、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

辛い日々がもうしばらく続きそうですが、もう少しみんなで感染対策、自粛等がんばりましょうね!

さて、今日は小児の口腔内についてお話していこうと思います。

おとなとこどもの経堂歯科では、永久歯の虫歯ゼロを目標としてお子様の歯を見させて頂いています。

3歳まで虫歯ゼロなお子様は、大人になっても虫歯ゼロだと言われています。

それは、お口の中に虫歯菌がなければ虫歯になることはないからです。

そして、お口の中に虫歯菌が住み着いてしまうかどうかは3歳までに決まってしまうのです。

そのため、3歳まで虫歯菌の感染を防ぐことが出来れば、一生虫歯にならない・虫歯になりにくい口腔内環境になるのです。

まず、虫歯ゼロのお口の中をつくるために、日々の生活における『虫歯をつくるとしたらどうするか』を知っておきましょう!

🌼お子様の虫歯のなり方

虫歯になってしまう原因

   

 乳歯や生え立ての永久歯が虫歯作りに最適です。生えてから3年は未熟な歯なので虫歯になりやすいので注意です!

虫歯菌と砂糖      

虫歯菌の代表ミュータンスレンサ球菌は砂糖を食べて歯の表面にしっかりくっつき、虫歯を作ります。

炭水化物     

虫歯菌は砂糖などの甘いものも好きですがいつも食べている、ごはん・パン・ポテトチップスと言った炭水化物も大好きなのです!

 

「ステップ1 虫歯菌をうつす」

虫歯があるご家族やお友達から食べ物や唾液(つば)をとおして、虫歯菌が移ります。

 

「ステップ2 虫歯菌を増やす」

砂糖をたっぷり頻繁に取ると、虫歯菌が歯の表面にしかりくっつきます。

毎日の歯磨きをいい加減にしているとしっかりくっついた虫歯菌達は増えていきます。特に、歯と歯の間や噛む面の溝などに虫歯菌はよく育ちます。

 

「ステップ3 ダラダラ食べて歯を溶かす」

虫歯菌の仲間が増えれば、あとは虫歯ができるのを待つのみです。虫歯菌は、ごはんやおやつなど口に入ってきた食べ物(炭水化物)から酸を一生懸命作り、歯を溶かします。Googleより参照

歯が溶けはじめてもすぐには穴はあきませんが、歯に付いている汚れを取り乾燥させると歯の表面が白く濁っているのが分かります。(脱灰)

これが初期虫歯です。※この時はまだ痛みは出ません。

さらにいい加減な歯磨きとダラダラ食べを続けていくと溶かされた歯に、やがて穴が開いてきます。これで立派な虫歯の完成です。

🌼虫歯ゼロのお口をつくるには

虫歯は、歯のある人なら誰でもなりうる病気です。

虫歯は遺伝ではなく、生まれてから間もなくつくられる虫歯になりやすい環境と、その後の習慣によるものです。お子さんが小さい頃から正しい習慣を身に着けることで、虫歯になりにくい環境をつくることができます。

まずは、“虫歯菌を定着させないこと”そして、“丁寧な歯磨き”と“規則正しい食生活”を心がけて、虫歯ゼロのお口をつくりましょう。

☆虫歯菌を定着させない

先ほどお話させて頂いたように、虫歯菌は3歳頃までに歯の表面に定着します。その量が少なければ虫歯になりにくいお口の環境をつくることができます。まずは、虫歯治療や歯科医院での定期的クリーニングでご家族のお口の中をきれいにして、お子さんの砂糖の摂取やダラダラ食べに注意しましょう。

☆丁寧な歯磨き

歯は、でこぼこしていたり隣の歯とくっついていて、磨きにくいところが沢山あります。そういう場所にプラーク(歯垢)は溜まりますので、平らな部分だけでなく、デコボコした噛む面や歯と歯の間の狭いところも丁寧に磨くようにしてください。歯を溶かすプラーク(歯垢)が歯の表面になければ、虫歯はできません。きれいな歯で虫歯ゼロです。

☆規則正しい食生活

虫歯菌は甘いものでも、甘くなくても炭水化物から歯を溶かす酸を作ります。しかし、食べない間は唾液が歯を守ってくれています。

ダラダラ食べをせずに、食事や間食の時間を決めて規則正しい食生活で虫歯ゼロです!

 

このように、虫歯になってしまうには必ず原因があります。

原因を改善して、虫歯ゼロの口腔内をめざしましょう!

 

 

 

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