こんにちは🦷
おとなとこどもの経堂歯科です!
今回は、食事中の正しい姿勢についてお話したいと思います。
正しい姿勢ってみなさん知っていますか?
それは、できるだけ体を起こして、足裏がついた安定した姿勢を維持できると食事に集中出来ます。飲み込むとき、一瞬ですが体は緊張状態になります。
その際、足裏が地面についてないと踏ん張れず、飲み込みにくくなってしまいます。
①テーブルと座面の高さを合わせましょう。
まず、背筋をピンと伸ばした状態で座ってもらいます。この時、腰と膝の角度が直角になっていることが大切です。そして、肘を直角に曲げたときに、肘はテーブルと同じ高さになるようにしましょう。
②椅子の座面の奥行を合わせましょう。
お尻から膝裏までしっかり座面があることが大切です。
③そのまま真っすぐ垂直に足をおろした所に足台を用意しましょう。
★食べている時「足裏がついているかチェックしましょう」
背もたれに傾斜があると、お尻がずるずると前にずれてしまって、姿勢が崩れてしまいます。その状態で足がついていても正しい姿勢ではありません。ですので、食事しているときの姿勢を見てみましょう。
姿勢が悪いと歯並びにも悪影響
普段の生活を振り返ってみてみてください。
1つでも該当する場合は、姿勢の改善・身体のバランスの改善が必要になります。
・テレビ見るとき、ゲームするとき背中が丸い
・宿題をするとき、携帯ゲームをするときに身体が丸くなっている
・起立している時、着席しているときに落ち着かない・ソワソワしている
・長時間座っていられない
・靴のすり減りが左右非対称
・頬杖をつく癖がある
・真っすぐ立ったときに左右どちらかの肩が下がっている
・両脚に均等に体重をかけて長く立ってられない(片足重心)
・肩こり、腰痛、頭痛がある
・座った時に脚を組む
①かかと重心・浮指
立ったときにかかとに重心が偏っている状態です。前から見ると、つま先が浮くほどかかと重心になっていることもあります。頭のてっぺんから糸で引っ張られる感覚で立つと、足の裏全体にバランスよく体重が分散されます。
②猫背・頭が上を向いている
猫背になっていたり、頭が上をむいているのもよくありません。出っ歯など歯並びの乱れを引き起こす原因になります。
③うつ伏せで寝ている
うつ伏せで寝ていると、通常顔は左右どちらかに捻った状態です。顎に負担がかかってバランスが悪くなり、歯並びは乱れる原因になります。
正しい姿勢であれば必ず歯並びがよくなるわけではありません。しかし、姿勢不良は歯並びの乱れの原因の1つです。できるだけ早く改善していきましょうね。
歯は唇や舌の力が釣り合ったところに並びます。
綺麗な歯並びは唇の力、舌の力、頬の力がうまく釣り合うことでできます。
①唇の正しい位置
唇は「軽く閉じる」のが良いです。少しでもあいていると唇の力が弱くなり出っ歯になったりします。
②舌の正しい位置
舌先が、スポット(上の前歯の裏側の上顎粘膜)に触れている状態です。飲み込むときに、舌が上顎に吸い付いている必要があります。舌先が前歯に当たらないように気を付けましょう。
歯並び悪くなる生活習慣
①口呼吸
口呼吸によって長時間口が開いたままの状態になっていると、口元や舌の筋肉が衰えてしまいます。筋力が低下すると前歯が前方に倒れやすくなり、出っ歯の発症や悪化リスクが高まります。筋力低下で唇がしっかり閉じられなくなり、さらなる悪循環になります。口呼吸の原因である鼻炎や姿勢の悪さを解消することで、不正咬合が起きる前に防ぐことが出来ます。
②舌癖や食いしばりなどの癖
舌を噛んだり、舌で歯を押したりといった舌癖や食いしばり、歯ぎしり、爪を噛むなどの癖があると、歯並びが悪くなります。また、食いしばりや歯ぎしり、歯が擦り減ったり割れたりする原因にもなります。
③よく噛んでたべてない
食事の際によく噛まずにいると、口や舌、顎の筋肉が衰えてしまうため、正しいい歯並びを維持出来なくなります。片側ばかりで噛む癖がある場合は、歯並びが悪くなるだけではなく、顎や顔の輪郭が歪む原因になります。意識的に左右均等に噛むようにしましょうね。
歯並びは見た目が気になるだけではなく、体全体の健康にも繋がってきます。姿勢や左右のバランスを普段の生活の中でも意識していきましょうね🌟