みなさんこんにちは!おとなとこどもの経堂歯科です😀
「仕上げ磨きがうまくできているかわからない」
「暴れてしまい全然磨けない」
そんなお悩みのある方へ、今日は小児の仕上げ磨きのついていくつか説明していきます!😀
①低年齢児
上唇小帯に当たらないように注意
上の歯は上唇小帯を利き手と逆の人差し指で押さえながら磨きます。
磨き方は歯肉方向から切縁方向に動かします。
仕上げ磨きで子どもが痛い思いをすると「痛い=痛いこと」と認識してしまうので「歯磨き=気持ちいい」を目指しましょう。
臼歯(奥歯)の小窩裂溝部(噛む面)は喉に注意
奥歯の仕上げ磨きは「奥から手前方向に磨く」を徹底します。
往復運動をしてしまうと誤って喉に歯ブラシがいってしまうからです。
小窩裂溝部(噛む面)は「ぐるぐる磨き」
歯磨きは嫌がらないけど、動いてしまう子は少なくないと思います。
歯磨きを嫌がる子ならなおさらブラッシングは難しいです。
「動いてしまうかもしれない」時には前後に磨くのではなく、ぐるぐると磨き、歯ブラシの動きを最小限にしながら小窩裂溝部(噛む面)のプラークコントロールをします。
危険は最小に!
「危険は最小に」することが何より重要です。
歯磨きが苦手で暴れてしまい、歯ブラシで磨けない子にはガーゼでのお掃除をしましょう。
②3~5歳児
保護者による全顎仕上げ磨きが大事!
この時期は「自分磨き」が少しずつできるようになってきます。
ですがプラークコントロールは本人だけでは不十分です。
ですので本人に磨いてもらってから保護者が仕上げ磨きをしましょう。
じっとしていない子には2回に分けて仕上げ磨きを!
この年代の子は仕上げ磨き中で、全顎をきれいに磨かせてくれるほど長い時間じっとはしていられません。
そういう子には「仕上げ磨きを朝晩2回に分ける」ようにしましょう。
(朝は上の歯、夜は下の歯など)
集中できている時はできるだけ広範囲を磨きましょう☺
この時期はしっかりプラークを除去できる歯ブラシの選択が必要です。
歯ブラシが開いていないかチェックする
歯ブラシの毛先が開いていると、プラーク除去率も落ちますので。1ヵ月立っていなくても毛先が開いていたら交換しましょう。
フッ化物配合歯磨剤やジェルを使用する
自分磨きの時にはフッ化物配合歯磨剤を使用し、ハイリスクの子には仕上げ磨きの時にフッ化物入りのジェルを使用します。
仕上げ磨きの後は飲食せず早めに就寝してもらいます。そうすることで。寝ている間の口腔内フッ化物濃度が低下せずに再石灰化が期待できます。
このように年齢別に指導方法が変わってきます。
最初はうまくできなくても徐々に慣れていきましょう😀