こんにちは😀
おとなとこどもの経堂歯科です❕
突然ですが皆さんは歯磨きの際に「ブラシの力のコントロール」を意識していますか?
強すぎるブラッシング圧は口腔内(お口の中)に悪影響を及ぼします。
歯の摩耗(くさび状欠損)
歯と歯肉の境目に位置する「歯頚部」で歯質の欠損が生じた状態。
歯肉退縮
歯の周りを覆う歯肉が下がってしまう状態。
フェストゥーン
歯肉がロール状に肥厚し歯の周りを取り巻いている状態。
クレフト
クレフト
歯肉にできたUもしくはV字型の縦の裂け目
などは強いブラッシング圧下で見られる変化です。
せっかくブラッシングを頑張っているのに、力の入りすぎでむしろ口腔内の健康状態を悪化させているケースも少なくありません。
だからこそブラッシング圧(力のコントロール)は重要です。
口腔内を見て、このような症状がみられる場合には一度自分の磨き方を確認してみましょう。
拳を握りながら磨く(パームグリップ)持ち方をしているのであれば、ペンで字を書くように(ペングリップ)持ち方を変えてみましょう。
ただ、歯ブラシの持ち方や力の入れ方は、定着するまでには時間がかかるものです。
持ち方を変えるには
①利き手の反対の手を磨いている肘に添える
②壁によりかかって磨いてみる
など「力を入れない」ことを意識してみてください!
力の加減は毛先の開き方で確認しましょう!
力が入りすぎていると歯に毛先が当たりません。優しい力で小刻みに動かしましょう。
力のコントロールも重要ですが歯ブラシの交換時期も重要です。
①プラーク除去率が低下する
1ヵ月(1回3分間/1日2回)磨いた歯ブラシのプラーク除去率は、新品の歯ブラシと比べると約26%も低下します。
歯ブラシの交換は1ヵ月が目安です。
②細菌の増殖
1ヵ月使用した歯ブラシには約1億個の細菌が付着していると言われています。細菌数が増加した歯ブラシを口腔内に入れるのは望ましくないので、定期的に新しい歯ブラシに交換することは重要です。
歯ブラシの交換のめどは1ヵ月に1本ですが、日本では歯ブラシは、年間でおよそ3.5本~7.3本しか交換されていないというデータもあります。つまり2~4か月に1本ペースと解釈できます。
これでは徐々に歯ブラシが劣化し、ブラッシングしていてもプラークが除去されていないと考えられます。
ですので決まった日に毎月交換するなど工夫をして新しい歯ブラシで健康な口腔内を作っていきましょう❕
このように1つ1つ意識をしてみることで、健康な口腔内環境を作っていけます。頑張って磨いていきましょう😀