食欲の秋に注意!甘いおやつと虫歯の関係
こんにちは✨おとなとこどもの経堂歯科です🦷
秋といえば「食欲の秋🍂」。サンマや栗、さつまいも、柿などおいしいものがいっぱいですね!
でも、秋の味覚を楽しむ時にちょっと意識するだけで歯を健康に保てるポイントがあるんです!!
1、栗・さつまいも・柿は歯にくっつきやすい!
秋の人気のおやつ「栗」「さつまいも」「干し柿」は、甘くて栄養豊富ですが歯にベタっとくっつきやすい食べ物です。
長い時間歯に残ると虫歯リスクが高くなります。
➡︎食べた後はお茶でゆすいだり、できれば早めに歯磨きをしましょう🪥
2、サンマ・きのこ・秋鮭はカルシウムやビタミンDが豊富
秋の魚やきのこは「歯や骨を強くする栄養」がいっぱい。
・サンマ、鮭→カルシウム、ビタミンD
・しいたけ→ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)
➡︎虫歯予防だけでなく、子供の歯の成長にも役立ちます。
3、食欲の秋🟰食べ過ぎに注意!
ダラダラ食べや間食が増えると、口の中がずっと酸性状態になりむし歯リスクUP。
「おやつは時間を決めて、まとめて食べる」のが歯を守るコツです⚔️
4、ママにおすすめの工夫
・甘いおやつの後は水やお茶でリセット
・果物は「だらだら食べ」ではなく食後にまとめて
・子供が寝る前に食べないようにする(寝ている時は唾液が減る)
食欲の秋は、家族みんなで食事を楽しむ季節です✨
「おいしいものを食べながら、歯の健康も守る」ことができれば最高ですね🍂🦷✨✨
スポーツドリンクで虫歯になる?
こんにちは!おとなとこどもの経堂歯科です🪥
まだ暑い日が続いていますね☀️
暑い日や運動のあと、体に染み渡るスポーツドリンク。熱中症対策にもいいとされ、子供から大人まで幅広く飲まれています。
しかし、実はスポーツドリンクは「虫歯になりやすい飲み物」の一つだとご存知でしょうか?
今回は、その理由と注意点、そして虫歯を防ぐための工夫について詳しくご紹介します!
1、なぜスポーツドリンクで虫歯になるの?
①砂糖が多い
スポーツドリンクはエネルギー補給のために砂糖が多く含まれています。500mlのペットボトル1本で角砂糖10個分前後の糖分が入っているものもあります。
虫歯菌は糖をエサにし、酸を作り出し、その菌が歯を溶かしてしまいます。つまり、スポーツドリンクを頻繁に飲むことは、虫歯菌にとって「ごちそう」を与えているのと同じなのです。
②酸性の飲み物
スポーツドリンクは「酸性度」が高いのも特徴です!pH(ペーハー)が⒌5以下になると歯の表面のエナメル質が溶けやすいと言われていますが、多くのスポーツドリンクはpH3〜4程度と強い酸性。
糖分+酸性、このダブルパンチで虫歯のリスクを大きく高めてしまうのです。
2、特に注意したい飲み方
・ちびちび時間をかけて飲む
口の中に糖分と酸が長時間残り、歯が溶けやすい状態が続きます。
・就寝前や夜中に飲む
寝ている間は唾液の分泌が減り、歯を守る力が弱まるため、虫歯になりやすくなります。
・毎日の常用
運動後の特別な飲み物ではなく、普段の水分補給として日常的に飲んでいると、虫歯だけでなく生活習慣病のリスクも高まります。
3、虫歯を防ぐための工夫
「じゃあ、スポーツドリンクは飲んではいけないの?」
そんなことはありません!熱中症対策や激しい運動の後にはとても有効です。大切なのは飲み方の工夫です。
・飲んだあとは水やお茶で口をゆすぐ
・できるだけ短時間で飲み切る
・普段の水分補給は水・麦茶を選ぶ
・寝る前に飲むのは避ける
・日頃からフッ素入り歯磨き粉で歯を強くしておく
これらを意識するだけでも、虫歯のリスクを大きく下げることができます。
4、まとめ
スポーツドリンクは体に必要な水分やミネラルを補える便利な飲み物ですが、糖分と酸性の影響で虫歯を引き起こしやすいという側面があります。
・砂糖が多い
・酸性度が高い
・飲み方によってリスクが変わる
このポイントを知っているかどうかで、歯の健康は大きく変わります。お子さんやご家族が安心してスポーツや外遊びを楽しためにも、ぜひ今日から意識してみてください!
そして、定期検診で歯を守る習慣を取り入れましょう🦷🪥✨
子供の黒い着色はなぜ付く?
こんにちは😃おとなとこどもの経堂歯科です🦷
今回は、子供の歯の黒い着色(ブラックステイン)についてお話しします。
たまに小さい子供さんで、タバコのヤニのように黒い着色が歯全体に付いていることがあります。
ブラックステインは小児の約2〜20%にみられると報告されている色素沈着の一種です。ブラックステインは歯茎に沿って歯の表面に、線または点状の黒い色素としてみられます。
着色のメカニズムは完全には解明されていませんが、口腔細菌の種類や唾液の性状が関与されていると考えられています。黒い色は、細菌により産生された硫化鉄に由来するとされています。
お口の中には、虫歯や歯周病の最近など様々いますが、ブラックステインが見られる小児の口腔内はプラークや唾液中の色素産性能を持つ原因菌の比率が高いと考えられています。
様々な研究により、虫歯の原因菌より着色の原因菌が優勢であると考えられていることや、唾液中のカルシウムやリンの濃度、食事などにより酸性に傾いたお口の中を中性に戻す力(唾液緩衝能)が高いとも言われているため、ブラックステインが見られない小児に対して虫歯になりにくいといわれています。
ブラックステインは大人になるにつれて自然消滅することがほとんどです。
審美的な問題以外は特にありません。
セルフケアでの除去は困難で、強固に付着するので歯科医院でのクリーニングでも綺麗に落とすことはかなり難しいです。
また、虫歯になりにくいと言われていても、ならないわけではないので定期的なクリーニングやフッ素塗布をおすすめします。
何でフロスをすると血が出るの??
こんにちは🌞おとなとこどもの経堂歯科です。
最近、定期検診で来て下さる患者様にフロスを使用するようにオススメすると、「フロスを使うと血が出るから怖くてできないんです。」とよく聞きます。
これを読んでいただいてる方の中にも、私も!と思っている方いらっしゃるのではないでしょうか??
それは、汚れが歯と歯の間に溜まっており、歯茎が炎症を起こしていて血が出ているのです( ゚Д゚)!!
歯ブラシでは除去できなかった歯垢が原因で起こったものであり、その歯垢のせいで歯周ポケットにバイ菌が溜まり、炎症を起こして歯茎が腫れ、血が溜まります。
その状態にフロスをする事で溜まっていた血が出たというわけです。
フロスをする事で、歯茎に良い刺激を与え、溜まった悪い血をどんどん排出する事ができるので、怖がらず、しっかりフロスをする事がとても大切です。
フロスを継続する事で歯茎の状態が改善され、出血は徐々に治まってきます。
フロスにはこのような種類があります。↓
💡フロスをしないと起こり得る影響
歯茎の出血:歯周病が悪化すると、歯茎が炎症し、出血しやすくなる
虫歯:歯の間に残った歯垢が虫歯菌の餌となり、虫歯が進行しやすくなる
歯周病:歯周ポケットに歯垢が溜まると、歯周病の原因菌が繁殖し、歯茎に炎症を起こす
放置すると、歯を支える骨まで溶け、歯が抜けたりする可能性が高くなる
口臭:歯の間に残った食べかすが腐敗し、口臭の原因になる
歯並びの悪化:歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けてしまうと、歯が動揺し、歯並びが悪くなることがある
歯の異常に気付きにくい:フロスを使用する事で歯の異常に気付くきっかけになる
フロスが引っかかる、痛むなどの違和感 etc…
💡フロスの使用頻度と効果
毎日1回は使用する
週1回程度では効果はありません!!
💡まとめ
フロスは歯ブラシだけでは届かない歯間や歯周ポケットの歯垢を除去し、虫歯や歯周病の予防につながる重要な役割を果たします。毎日の使用で口腔内を清潔に保ち、歯の健康を維持していきましょう!(^^)!
どのタイプのフロスを使ったら良いか分からない、使い方が分からないがありましたら、是非、当院にお越しいただきその方に合ったフロスをオススメさせていただきます👍
一緒にフロスマスターを目指しましょう(^▽^)/
痛みがなくても歯医者に行く理由
こんにちは😃おとなとこどもの経堂歯科です🦷
みなさんは、どんな時に歯医者に行っていますか?🏥
・歯に痛みがある時
・歯茎が腫れて出血が気になる時
・詰め物や被せ物が取れてしまった時
など、なにか症状があるときに歯医者さんに行く方が多いのではないでしょうか?
実は、症状が出てからではもう手遅れ…なんてことも少なくありません。
虫歯や歯周病が重度まで進行してしまうと、最悪の場合抜歯なってしまいます🦠
虫歯が進行すると…
図のように、ズキズキとした痛みが出てから(C3)では神経に近い深い虫歯になっていることが多いため、痛みをなくすには痛覚のある神経を取り除く治療が必要になります。1度神経を取った歯には栄養がいかなくなるため、枯れ木のように歯が脆くなって根っこが割れてしまうことがあります。
歯周病が進行すると…
歯周病は、歯を支えている骨が歯周病の細菌によって溶かされてしまう病気です。歯周病初期の場合、ほとんど症状がなく進行します。
ですから、症状があって来院された時には図の軽度以上になっていることが多いです。
1度溶けてしまった骨を再生することは難しいため、進行してしまう前の歯周病治療が大切です。
まとめ
お口の健康を保つためには、自宅でのセルフケアはもちろん、
歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが大切です!🌟
今、何も症状がなくても1度歯科医院でお口の中を診てもらいましょう🪥
女性ホルモンと口腔の関係
こんにちは😃
おとなとこどもの経堂歯科です🦷
今回は女性にスポットをあて、女性ホルモンがどのように影響を与えるのかお話させてください。
女性のライフスタイルと女性ホルモンの関係は、とても深くて繊細です。生活習慣のちょっとした変化がホルモンバランスに影響を与え、心や体の調子に大きく関わってきます。
◼️女性ホルモンとは?
主に2種類:
エストロゲン(卵胞ホルモン):肌や髪のツヤ、骨の健康、自律神経の安定に関わる
プロゲステロン(黄体ホルモン):妊娠の準備、体温の上昇、むくみやすさなどに関わる
この2つのバランスが月経周期に合わせて変動しています。
では、このライフステージの中でどのような症状が出現するでしょうか?
【1.月経周期】
・影響:月経前や月経中にホルモンバランスが変動すると、歯茎が腫れやすくなったり、出血しやすくなることがあります。(ホルモン性歯肉炎)。
・原因:エストロゲンとプロゲステロンの変動が、歯茎の血管透過性や炎症反応に影響。
【2.妊娠】
・影響:妊娠性歯肉炎が起こりやすくなります。これは妊娠中のホルモンの影響で歯茎が敏感になり、腫れや出血が増える状態。
・他:妊娠性エプーリス(歯茎の良性のしこり)ができることもあります。
・注意点:妊娠中は免疫力が低下しやすいため、歯周病が悪化しやすく、また早産や低体重児のリスクとも関連しています。
【3.ピルの服用】
・影響:経口避妊薬(ピル)に含まれるホルモンが、歯茎に影響を与え、歯周病のリスクを高める可能性があります。
・その他:血栓症リスクに関連して、一部の抜歯や外科処置時に注意が必要な場合も。
【4.更年期】
・影響:エストロゲンの減少により、口腔乾燥(ドライマウス)、歯周病、骨密度の低下(顎骨にも影響)などが起きやすくなります。
・症状:焼けるような痛み(口腔内灼熱感)、味覚異常などが報告されることも。
【5.骨粗しょう症】
・閉経後の女性は骨密度が低下しやすく、顎の骨も例外ではありません。歯がぐらついたり、歯を支える骨が痩せてしまうことがあります。
【まとめ】
ホルモンは歯茎や顎の骨、唾液の分泌、免疫反応などに影響を与えるため、ライフステージに応じた口腔ケアはとても大切です。特に以下の点に注意すると良いです。
・定期的な歯科検診
・妊娠・更年期などのタイミングでの相談
・歯周病予防(正しい歯磨き、フロス、定期クリーニング)
👿🦷むし歯ができてしまったら・・・🦷👿
むし歯ができるとこうなります
⚫︎食べかすなどが挟まって臭い ⚫︎歯がしみたり痛い、かめない
⚫︎歯肉が腫れる、口があかない ⚫︎熱が出る
⚫︎うまく発音できない ⚫︎見た目が悪い 等…
むし歯が進むと

乳歯のむし歯が進行すると
痛みでかめなくなったり硬いものを避けるなど偏食になったり、かむ回数が減ってかむ力や顎の発育にも影響します。
むし歯の治療
むし歯の治療の進めかた
1局所麻酔
治療をする際には、痛みがないように局所麻酔をします。
むし歯ゼロのお口をつくるには
むし歯は、歯のある人ならだれでもなりうるものです。むし歯は遺伝ではなく、生まれてから間もなくつくられるむし歯になりやすい環境と、その後の習慣によりつくられます。お子さんが小さい頃から正しい習慣を身に付けることで、むし歯になりにくい環境をつくることができます。むし歯菌を定着させないこと、そして丁寧な歯磨きと規則正しい食生活を心がけてむし歯ゼロのお口をつくりましょう。
当院の定期検診でも保護者様に仕上げ磨きの方法やブラッシングのコツ、患者さま一人ひとりに合ったおすすめのアイテム等をお伝えしますので、一緒に口内環境を整えていきましょう。ご来院お待ちしております。
初診の方の受付はこちらです(定期検診または治療ご希望の方)
インビザライン矯正の無料ご相談はこちらです
既存の患者様のWEB予約はただいま準備中です。お手数ですがお電話にてお願いいたします。
定期検診はなぜ必要?
歯医者といえば「治療」を行う場所というイメージがあるかもしれませんが、最近は国を挙げて歯科検診を義務化しようとする流れもあります。
症状もないのになぜ定期検診が重要視されているのでしょうか❔今回は定期検診を受ける理由やメリットについてご紹介します🐭🌈
定期検診には行かなくていい?
結論からお伝えすると「歯医者の定期検診は非常に重要」です。
日頃から丁寧にケアをしていても生活習慣や歯の質によって虫歯になりやすい、なりにくいは変わってきます。
痛みが出る頃には細菌感染が進み、神経まで菌が到達してしまい、歯を失うことになったり、再治療を行わなければなりません。このような最悪な事態を避けるためにも、定期的な歯科検診は重要とされています。
定期検診に行くメリットとは?
①虫歯や歯周病の早期発見
定期検診に行く大きなメリットは、歯や歯肉の変化をいち早く発見できることです。痛みが出たときに行くのが歯医者だと思われがちですが、痛みが出てからでは手遅れになり、最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。早期発見することで、そうしたリスクを軽減できるだけでなく、歯を削らずに済むことが出来たり、簡単な処置で終えることができます。
②定期的なクリーニングで口腔内環境を清潔に保つことができる
定期検診では、細菌の塊であるプラークや、それらが石灰化してできた歯石を除去します。どれだけ丁寧な歯磨きを心掛けていても、歯ブラシが届かない部分があったりして、完璧にはお掃除できないことが多いです。その汚れを放置したままにすると、歯肉が腫れて歯磨き中に出血し、歯肉炎や歯周病を引き起こします。定期的にクリーニングを行うことで、お口の中の健康を守ることが出来ます。
③補綴物や詰め物の異常に気付くことができる
詰め物や被せ物をしている場合、歯との隙間の汚れを歯ブラシで除去するのは難しく、丁寧にケアしていても気づかないうちに二次カリエスになってしまったりします。定期検診を受けておくことで、治療している歯周辺のトラブルを早期発見することができます。
④治療後の経過を観察できる
治療した歯がその後問題を起こしていないか、経過を観察できます。定期検診では治療後の歯の維持管理も行うため、問題があればすぐに対処することができます。
⑤生涯にかかる医療費の削減
歯の定期検診は「予防処置」とも呼ばれ、トラブルを未然に防ぐことが目的とされています。痛みが強く出るまで歯を放置したりすると、歯周病や虫歯が重症化してしまい、菌が血液内に入り込み、糖尿病や心臓疾患、脳梗塞を引き起こす可能性があります。健康な時から定期検診に行くことで、それらの病気にかかるリスクが軽減され、結果的に生涯の医療費削減につながります。
定期検診の頻度は?
一般的には3ヵ月に1回が望ましいとされています。ですが、口腔内の状態によっては1~2か月に1回、半年に1回と判断されることもあります。虫歯や歯周病のリスクが高い場合は間隔を短く、逆に口腔内状態が良好であれば間隔を延ばしても良いとされることが多いです。
歯の健康を維持するために定期検診に行きましょう!
意味がないと思われがちな定期検診ですが、口腔内のトラブルを早期発見できる、口腔内環境を悪化させる原因となるプラークや歯石を除去できるなど、多くのメリットがあります。健康を維持するためにも3ヵ月に1回は定期検診に行くことをおすすめします☺
唾液にはどんな働きがあるの?
唾液のイメージと実際
唾液に良いイメージを持っている人は少ないのではないでしょうか?しかし、唾液には洗浄作用、抗菌作用、食塊形成作用、消化作用といった機能があり、消化器と呼吸の入り口である「口腔」で人間が生きていくために重要な役割を担っています。ドライマウスの高齢者に対応する介護の現場で唾液は「生命の水」とも言われています。
唾液からわかること
唾液は口腔内に分泌されるため、歯肉溝滲出液、歯肉からの血液、微生物を含んでいます。よって、これまでも虫歯や歯周病のリスクを調べる検査の検体として多く用いられてきました。さらに唾液は血液に由来しているため、唾液に含まれる微量な血液由来成分を調べることで、全身疾患の発見につなげる検査が何十年前から行われています。
唾液の作用
唾液にはさまざまな作用があります。
唾液の分泌
「純唾液」と「混合唾液」
唾液腺の導管から直接採取した唾液を「純唾液」といいこれは無菌です。
「安静時唾液」と「刺激唾液」
「粘液性唾液」と「漿液性唾液」
唾液腺
唾液腺は外から見ることはできませんが、開口部は口腔内に存在しているので見ることが出来ます。
唾液腺は組織学的には唾液を産生する「腺房」と唾液を口腔内に運ぶ「導管」から構成されています。
三大唾液腺には耳下腺、舌下腺、顎下腺に分かれます。
唾液の分泌量が減少したらどうなるの
食事や会話がしにくくなる
口腔内の環境が悪化しやすくなる
味覚異常の原因になる
免疫力が低下する
★唾液の量が減ると口内トラブルや免疫力の低下などにつながるため注意しましょう。日頃から唾液の量を増やすことを意識して、生活習慣を見直してみてくださいね!
ホワイトスポットとは
みなさんこんにちは😀 おとなとこどもの経堂歯科です🦷
今日はホワイトスポットについて説明します!
ホワイトスポットとは、歯の表面に現れる白い斑点であり、エナメル質の下の微細な脱灰によって生じます。エナメル質は本来透明ですが脱灰が起こることで、その部分が白く濁って見えるようになります。唾液の流れが少ない場合や口腔内が乾燥していると、これらの白斑がより目立ちます。
ホワイトスポットの原因は、むし歯、先行乳歯の外傷、エナメル質形成不全、フッ素症があげられています。
原因
●むし歯
虫歯菌の酸によって歯が溶かされて脱灰した時に、歯が光沢を失って濁るようになります。初期虫歯では歯の表面が全体的に溶けず、内部が溶けていく表層下脱灰が起こりやすいのが特徴です。表層下脱灰が起こると、歯の内部が光の乱反射を起こしやすくなってホワイトスポットができます。できやすいところは、前歯の歯と歯茎の境目にできやすいです。左右対象に発生することが多いです。あとは、ワイヤー矯正やられていた方は、ブラケット周囲に発生します。
●先行乳歯の外傷
外傷を受けた乳歯の後続永久歯にのみ、平滑面から辺縁にかけて認めることがあります。重度であると、石灰化不全はエナメル質全層に着色をともなうことがある。明らかな外傷を経験されたら1度歯科医院に受診をしましょう。
●エナメル質形成不全
遺伝や何らかの影響によってエナメル質が正しく作られなかった状態をエナメル質形成不全といいます。エナメル質形成不全の場合、白色の斑点だけでなく茶色い模様ができるケースもあります。エナメル質形成不全は虫歯ではありませんが、歯の表面であるエナメル質が脆い状態のため、虫歯になりやすい。できやすい場所は、小臼歯の頬側咬頭や前歯唇側にできやすいです。特に、上顎中切歯によく認められ、左右対称のときもあればそうではないときもある。歯冠中央から切縁にかけて発生することが多い。
●フッ素症
フッ素の過剰摂取によって現れます。歯列全体に白や褐色のシミが生じます。重度のフッ素症は、高濃度のフッ化物を含む飲料水を長期間飲用することで発症します。
治療方法
●フッ化物応用
初期虫歯が原因で発生したホワイトスポットの治療で用いられます。フッ素を配合している歯磨き粉を使用してセルフケアをします。再石灰化を促進することで歯を守り、虫歯の進行を抑制するのが主な目的です。ただし、これだけではホワイトスポットがきれいにならないこともあるので、効果が十分でなかったときには歯科医院に受診しましょう。
●ホワイトニング
ごく軽度のホワイトスポットであれば目立たなくすることは可能です。
●ラミネートべニア
歯の表面を微量に削ってからセラミック素材でできた薄い板を上から貼り付ける方法です。
まとめ
ホワイトスポットは、原因に合わせた治療をすればきれいになります。初期虫歯が原因の場合には、この時点で治療をすれば負担が少なくて済みます。ホワイトスポットで悩んだときには歯科医院へ受診しましょう🦷