何でフロスをすると血が出るの??
こんにちは🌞おとなとこどもの経堂歯科です。
最近、定期検診で来て下さる患者様にフロスを使用するようにオススメすると、「フロスを使うと血が出るから怖くてできないんです。」とよく聞きます。
これを読んでいただいてる方の中にも、私も!と思っている方いらっしゃるのではないでしょうか??
それは、汚れが歯と歯の間に溜まっており、歯茎が炎症を起こしていて血が出ているのです( ゚Д゚)!!
歯ブラシでは除去できなかった歯垢が原因で起こったものであり、その歯垢のせいで歯周ポケットにバイ菌が溜まり、炎症を起こして歯茎が腫れ、血が溜まります。
その状態にフロスをする事で溜まっていた血が出たというわけです。
フロスをする事で、歯茎に良い刺激を与え、溜まった悪い血をどんどん排出する事ができるので、怖がらず、しっかりフロスをする事がとても大切です。
フロスを継続する事で歯茎の状態が改善され、出血は徐々に治まってきます。
フロスにはこのような種類があります。↓
💡フロスをしないと起こり得る影響
歯茎の出血:歯周病が悪化すると、歯茎が炎症し、出血しやすくなる
虫歯:歯の間に残った歯垢が虫歯菌の餌となり、虫歯が進行しやすくなる
歯周病:歯周ポケットに歯垢が溜まると、歯周病の原因菌が繁殖し、歯茎に炎症を起こす
放置すると、歯を支える骨まで溶け、歯が抜けたりする可能性が高くなる
口臭:歯の間に残った食べかすが腐敗し、口臭の原因になる
歯並びの悪化:歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けてしまうと、歯が動揺し、歯並びが悪くなることがある
歯の異常に気付きにくい:フロスを使用する事で歯の異常に気付くきっかけになる
フロスが引っかかる、痛むなどの違和感 etc…
💡フロスの使用頻度と効果
毎日1回は使用する
週1回程度では効果はありません!!
💡まとめ
フロスは歯ブラシだけでは届かない歯間や歯周ポケットの歯垢を除去し、虫歯や歯周病の予防につながる重要な役割を果たします。毎日の使用で口腔内を清潔に保ち、歯の健康を維持していきましょう!(^^)!
どのタイプのフロスを使ったら良いか分からない、使い方が分からないがありましたら、是非、当院にお越しいただきその方に合ったフロスをオススメさせていただきます👍
一緒にフロスマスターを目指しましょう(^▽^)/
痛みがなくても歯医者に行く理由
こんにちは😃おとなとこどもの経堂歯科です🦷
みなさんは、どんな時に歯医者に行っていますか?🏥
・歯に痛みがある時
・歯茎が腫れて出血が気になる時
・詰め物や被せ物が取れてしまった時
など、なにか症状があるときに歯医者さんに行く方が多いのではないでしょうか?
実は、症状が出てからではもう手遅れ…なんてことも少なくありません。
虫歯や歯周病が重度まで進行してしまうと、最悪の場合抜歯なってしまいます🦠
虫歯が進行すると…
図のように、ズキズキとした痛みが出てから(C3)では神経に近い深い虫歯になっていることが多いため、痛みをなくすには痛覚のある神経を取り除く治療が必要になります。1度神経を取った歯には栄養がいかなくなるため、枯れ木のように歯が脆くなって根っこが割れてしまうことがあります。
歯周病が進行すると…
歯周病は、歯を支えている骨が歯周病の細菌によって溶かされてしまう病気です。歯周病初期の場合、ほとんど症状がなく進行します。
ですから、症状があって来院された時には図の軽度以上になっていることが多いです。
1度溶けてしまった骨を再生することは難しいため、進行してしまう前の歯周病治療が大切です。
まとめ
お口の健康を保つためには、自宅でのセルフケアはもちろん、
歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが大切です!🌟
今、何も症状がなくても1度歯科医院でお口の中を診てもらいましょう🪥
女性ホルモンと口腔の関係
こんにちは😃
おとなとこどもの経堂歯科です🦷
今回は女性にスポットをあて、女性ホルモンがどのように影響を与えるのかお話させてください。
女性のライフスタイルと女性ホルモンの関係は、とても深くて繊細です。生活習慣のちょっとした変化がホルモンバランスに影響を与え、心や体の調子に大きく関わってきます。
◼️女性ホルモンとは?
主に2種類:
エストロゲン(卵胞ホルモン):肌や髪のツヤ、骨の健康、自律神経の安定に関わる
プロゲステロン(黄体ホルモン):妊娠の準備、体温の上昇、むくみやすさなどに関わる
この2つのバランスが月経周期に合わせて変動しています。
では、このライフステージの中でどのような症状が出現するでしょうか?
【1.月経周期】
・影響:月経前や月経中にホルモンバランスが変動すると、歯茎が腫れやすくなったり、出血しやすくなることがあります。(ホルモン性歯肉炎)。
・原因:エストロゲンとプロゲステロンの変動が、歯茎の血管透過性や炎症反応に影響。
【2.妊娠】
・影響:妊娠性歯肉炎が起こりやすくなります。これは妊娠中のホルモンの影響で歯茎が敏感になり、腫れや出血が増える状態。
・他:妊娠性エプーリス(歯茎の良性のしこり)ができることもあります。
・注意点:妊娠中は免疫力が低下しやすいため、歯周病が悪化しやすく、また早産や低体重児のリスクとも関連しています。
【3.ピルの服用】
・影響:経口避妊薬(ピル)に含まれるホルモンが、歯茎に影響を与え、歯周病のリスクを高める可能性があります。
・その他:血栓症リスクに関連して、一部の抜歯や外科処置時に注意が必要な場合も。
【4.更年期】
・影響:エストロゲンの減少により、口腔乾燥(ドライマウス)、歯周病、骨密度の低下(顎骨にも影響)などが起きやすくなります。
・症状:焼けるような痛み(口腔内灼熱感)、味覚異常などが報告されることも。
【5.骨粗しょう症】
・閉経後の女性は骨密度が低下しやすく、顎の骨も例外ではありません。歯がぐらついたり、歯を支える骨が痩せてしまうことがあります。
【まとめ】
ホルモンは歯茎や顎の骨、唾液の分泌、免疫反応などに影響を与えるため、ライフステージに応じた口腔ケアはとても大切です。特に以下の点に注意すると良いです。
・定期的な歯科検診
・妊娠・更年期などのタイミングでの相談
・歯周病予防(正しい歯磨き、フロス、定期クリーニング)
👿🦷むし歯ができてしまったら・・・🦷👿
むし歯ができるとこうなります
⚫︎食べかすなどが挟まって臭い ⚫︎歯がしみたり痛い、かめない
⚫︎歯肉が腫れる、口があかない ⚫︎熱が出る
⚫︎うまく発音できない ⚫︎見た目が悪い 等…
むし歯が進むと

乳歯のむし歯が進行すると
痛みでかめなくなったり硬いものを避けるなど偏食になったり、かむ回数が減ってかむ力や顎の発育にも影響します。
むし歯の治療
むし歯の治療の進めかた
1局所麻酔
治療をする際には、痛みがないように局所麻酔をします。
むし歯ゼロのお口をつくるには
むし歯は、歯のある人ならだれでもなりうるものです。むし歯は遺伝ではなく、生まれてから間もなくつくられるむし歯になりやすい環境と、その後の習慣によりつくられます。お子さんが小さい頃から正しい習慣を身に付けることで、むし歯になりにくい環境をつくることができます。むし歯菌を定着させないこと、そして丁寧な歯磨きと規則正しい食生活を心がけてむし歯ゼロのお口をつくりましょう。
当院の定期検診でも保護者様に仕上げ磨きの方法やブラッシングのコツ、患者さま一人ひとりに合ったおすすめのアイテム等をお伝えしますので、一緒に口内環境を整えていきましょう。ご来院お待ちしております。
初診の方の受付はこちらです(定期検診または治療ご希望の方)
インビザライン矯正の無料ご相談はこちらです
既存の患者様のWEB予約はただいま準備中です。お手数ですがお電話にてお願いいたします。
定期検診はなぜ必要?
歯医者といえば「治療」を行う場所というイメージがあるかもしれませんが、最近は国を挙げて歯科検診を義務化しようとする流れもあります。
症状もないのになぜ定期検診が重要視されているのでしょうか❔今回は定期検診を受ける理由やメリットについてご紹介します🐭🌈
定期検診には行かなくていい?
結論からお伝えすると「歯医者の定期検診は非常に重要」です。
日頃から丁寧にケアをしていても生活習慣や歯の質によって虫歯になりやすい、なりにくいは変わってきます。
痛みが出る頃には細菌感染が進み、神経まで菌が到達してしまい、歯を失うことになったり、再治療を行わなければなりません。このような最悪な事態を避けるためにも、定期的な歯科検診は重要とされています。
定期検診に行くメリットとは?
①虫歯や歯周病の早期発見
定期検診に行く大きなメリットは、歯や歯肉の変化をいち早く発見できることです。痛みが出たときに行くのが歯医者だと思われがちですが、痛みが出てからでは手遅れになり、最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。早期発見することで、そうしたリスクを軽減できるだけでなく、歯を削らずに済むことが出来たり、簡単な処置で終えることができます。
②定期的なクリーニングで口腔内環境を清潔に保つことができる
定期検診では、細菌の塊であるプラークや、それらが石灰化してできた歯石を除去します。どれだけ丁寧な歯磨きを心掛けていても、歯ブラシが届かない部分があったりして、完璧にはお掃除できないことが多いです。その汚れを放置したままにすると、歯肉が腫れて歯磨き中に出血し、歯肉炎や歯周病を引き起こします。定期的にクリーニングを行うことで、お口の中の健康を守ることが出来ます。
③補綴物や詰め物の異常に気付くことができる
詰め物や被せ物をしている場合、歯との隙間の汚れを歯ブラシで除去するのは難しく、丁寧にケアしていても気づかないうちに二次カリエスになってしまったりします。定期検診を受けておくことで、治療している歯周辺のトラブルを早期発見することができます。
④治療後の経過を観察できる
治療した歯がその後問題を起こしていないか、経過を観察できます。定期検診では治療後の歯の維持管理も行うため、問題があればすぐに対処することができます。
⑤生涯にかかる医療費の削減
歯の定期検診は「予防処置」とも呼ばれ、トラブルを未然に防ぐことが目的とされています。痛みが強く出るまで歯を放置したりすると、歯周病や虫歯が重症化してしまい、菌が血液内に入り込み、糖尿病や心臓疾患、脳梗塞を引き起こす可能性があります。健康な時から定期検診に行くことで、それらの病気にかかるリスクが軽減され、結果的に生涯の医療費削減につながります。
定期検診の頻度は?
一般的には3ヵ月に1回が望ましいとされています。ですが、口腔内の状態によっては1~2か月に1回、半年に1回と判断されることもあります。虫歯や歯周病のリスクが高い場合は間隔を短く、逆に口腔内状態が良好であれば間隔を延ばしても良いとされることが多いです。
歯の健康を維持するために定期検診に行きましょう!
意味がないと思われがちな定期検診ですが、口腔内のトラブルを早期発見できる、口腔内環境を悪化させる原因となるプラークや歯石を除去できるなど、多くのメリットがあります。健康を維持するためにも3ヵ月に1回は定期検診に行くことをおすすめします☺
唾液にはどんな働きがあるの?
唾液のイメージと実際
唾液に良いイメージを持っている人は少ないのではないでしょうか?しかし、唾液には洗浄作用、抗菌作用、食塊形成作用、消化作用といった機能があり、消化器と呼吸の入り口である「口腔」で人間が生きていくために重要な役割を担っています。ドライマウスの高齢者に対応する介護の現場で唾液は「生命の水」とも言われています。
唾液からわかること
唾液は口腔内に分泌されるため、歯肉溝滲出液、歯肉からの血液、微生物を含んでいます。よって、これまでも虫歯や歯周病のリスクを調べる検査の検体として多く用いられてきました。さらに唾液は血液に由来しているため、唾液に含まれる微量な血液由来成分を調べることで、全身疾患の発見につなげる検査が何十年前から行われています。
唾液の作用
唾液にはさまざまな作用があります。
唾液の分泌
「純唾液」と「混合唾液」
唾液腺の導管から直接採取した唾液を「純唾液」といいこれは無菌です。
「安静時唾液」と「刺激唾液」
「粘液性唾液」と「漿液性唾液」
唾液腺
唾液腺は外から見ることはできませんが、開口部は口腔内に存在しているので見ることが出来ます。
唾液腺は組織学的には唾液を産生する「腺房」と唾液を口腔内に運ぶ「導管」から構成されています。
三大唾液腺には耳下腺、舌下腺、顎下腺に分かれます。
唾液の分泌量が減少したらどうなるの
食事や会話がしにくくなる
口腔内の環境が悪化しやすくなる
味覚異常の原因になる
免疫力が低下する
★唾液の量が減ると口内トラブルや免疫力の低下などにつながるため注意しましょう。日頃から唾液の量を増やすことを意識して、生活習慣を見直してみてくださいね!
ホワイトスポットとは
みなさんこんにちは😀 おとなとこどもの経堂歯科です🦷
今日はホワイトスポットについて説明します!
ホワイトスポットとは、歯の表面に現れる白い斑点であり、エナメル質の下の微細な脱灰によって生じます。エナメル質は本来透明ですが脱灰が起こることで、その部分が白く濁って見えるようになります。唾液の流れが少ない場合や口腔内が乾燥していると、これらの白斑がより目立ちます。
ホワイトスポットの原因は、むし歯、先行乳歯の外傷、エナメル質形成不全、フッ素症があげられています。
原因
●むし歯
虫歯菌の酸によって歯が溶かされて脱灰した時に、歯が光沢を失って濁るようになります。初期虫歯では歯の表面が全体的に溶けず、内部が溶けていく表層下脱灰が起こりやすいのが特徴です。表層下脱灰が起こると、歯の内部が光の乱反射を起こしやすくなってホワイトスポットができます。できやすいところは、前歯の歯と歯茎の境目にできやすいです。左右対象に発生することが多いです。あとは、ワイヤー矯正やられていた方は、ブラケット周囲に発生します。
●先行乳歯の外傷
外傷を受けた乳歯の後続永久歯にのみ、平滑面から辺縁にかけて認めることがあります。重度であると、石灰化不全はエナメル質全層に着色をともなうことがある。明らかな外傷を経験されたら1度歯科医院に受診をしましょう。
●エナメル質形成不全
遺伝や何らかの影響によってエナメル質が正しく作られなかった状態をエナメル質形成不全といいます。エナメル質形成不全の場合、白色の斑点だけでなく茶色い模様ができるケースもあります。エナメル質形成不全は虫歯ではありませんが、歯の表面であるエナメル質が脆い状態のため、虫歯になりやすい。できやすい場所は、小臼歯の頬側咬頭や前歯唇側にできやすいです。特に、上顎中切歯によく認められ、左右対称のときもあればそうではないときもある。歯冠中央から切縁にかけて発生することが多い。
●フッ素症
フッ素の過剰摂取によって現れます。歯列全体に白や褐色のシミが生じます。重度のフッ素症は、高濃度のフッ化物を含む飲料水を長期間飲用することで発症します。
治療方法
●フッ化物応用
初期虫歯が原因で発生したホワイトスポットの治療で用いられます。フッ素を配合している歯磨き粉を使用してセルフケアをします。再石灰化を促進することで歯を守り、虫歯の進行を抑制するのが主な目的です。ただし、これだけではホワイトスポットがきれいにならないこともあるので、効果が十分でなかったときには歯科医院に受診しましょう。
●ホワイトニング
ごく軽度のホワイトスポットであれば目立たなくすることは可能です。
●ラミネートべニア
歯の表面を微量に削ってからセラミック素材でできた薄い板を上から貼り付ける方法です。
まとめ
ホワイトスポットは、原因に合わせた治療をすればきれいになります。初期虫歯が原因の場合には、この時点で治療をすれば負担が少なくて済みます。ホワイトスポットで悩んだときには歯科医院へ受診しましょう🦷
歯周病は治るの?
こんにちは😃おとなとこどもの経堂歯科です🦷
「何度も通院しているのに症状が続くのはなんでだろう…」
「どうして歯科医院に通っているのに症状が良くならないんだろう…」
このようなお悩みはありませんか?
実は歯周病は歯科医院での治療だけでは治らないのです。
なぜ治療だけでは治らないのか、お話していきます。
1.ズバリ、歯周病は治るの?
残念ながら、歯周病は基本的に治りません。
ただ“治らない“とは、病気になる前の状態に完全に戻すのは難しいということです。進行を食い止め、炎症をおさえて健康状態に戻すことは可能です。
健康な状態に戻すためには、歯科医院での適切な歯周基本治療とセルフケアを行う必要があります。
2.具体的な治療方法
歯垢、歯石除去
初期の場合(出血する、少量の歯石がついている)
①歯周ポケットの検査
歯周病の進行具合の診断と説明を行います。
②歯肉の上の歯垢、歯石汚れを除去
③2回目の歯周ポケットの検査
中等度の場合(歯肉がむずがゆい、ぶよぶよに腫れ出血する)
①、②、③に加えて
④歯肉の中の歯垢、歯石除去
⑤3回目歯周ポケットの検査
重度の場合(歯肉の腫れ、出血に加え歯がグラグラする)
①②③④⑤に加え
⑥再度歯肉の中の汚れを除去、または外科処置
⑦再度検査
治療終了
治療終了後定期的なメンテナンスを行います。
噛み合わせの調整
場合により、噛み合わせの調整をします。
強く噛み合わせていたり、歯ぎしり、食いしばりで強く力がかかっていると、歯周病の進行を早めてしまいます。
これが一般的な歯科医院での治療方法です。
3.歯周病治療に回数が必要な理由
進行してしまった歯周病は、歯の表面だけでなく、歯周ポケットの中まで汚れが溜まっています。
ある程度進行した歯周病は、全体の歯周ポケットの中の汚れを除去する必要があり、麻酔が必要になる場合があります。
一度で全ての歯を麻酔し、治療を行うことは身体的負担や、長い時間治療時間の確保を考えると難しい為、何回か通院が必要になります。
歯周病を治療していくうえで、忘れてはならないのは、歯科医院でキレイに汚れを除去しても自宅でのセルフケアが上手くできていなければ通院する時間とお金が無駄になってしまうということです。
歯石は柔らかい状態の歯垢が付着して2日ほどで完成すると言われています。
そのため自宅での正しいセルフケアによる”プラークコントロール“が重要になってきます。
4.歯周病治療成功の鍵となるプラークコントロール
大人の人のお口の中の細菌は、歯を良く磨く人で1000〜2000億個、磨かない人で1兆個いると言われています。
プラークコントロールとは、歯周病の原因となる細菌の数を可能な限り減らす。ということです。
歯ブラシの他にデンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどを使用して物理的に歯垢を取ることをいいます。
歯磨きに自信があっても約8割の人に磨き残しがあると言われています。
そのため皆さんも歯科衛生士による、定期的な清掃状態のチェックや、磨き方のレクチャーを受け、実践する努力が必要です。
また、食生活も重要で間食をダラダラしてしまうと細菌を常にお口の中に抱えていることになるので、その分歯磨きをしなければならない回数も増え、プラークコントロールが難しくなります。
5.まとめ
せっかく歯科医院に通院して歯周基本治療を受けているのであれば
正しいプラークコントロール方法を身につけて、効果を最大限発揮させ、
いつまでも自分の歯で大切な人と食事ができるようケアをしていきましょう(^^)
フッ素の効果
こんにちは😀おとなとこどもの経堂歯科です🦷
むし歯予防に効果があると知られているフッ素にはお口の中でどのような効果があるでしょうか?
今回はフッ素の働きや効果的な使用方法についてご紹介いたします。
フッ素はどのように働くのか
フッ素には大きく分けて3つの働きがあります。
①再石灰化を促進
飲食するとお口の中が酸性になります。その酸により溶けだしたカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
簡単に言うと、初期むし歯を修復する働きがあります。
②歯質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変えて歯質を強くしてくれます。
③菌の働きを弱める
口の中の汚れに潜む細菌の活動を弱め、酸が作られるのを抑えてくれます。
フッ素の使い方
むし歯の発生を防いでくれる効果があるフッ素は、口の中に長く留めておくことが重要です。
①フッ素配合歯磨剤の使用
フッ素配合歯磨剤には様々なフッ素濃度のものがあります。年齢によって適切な使用量や濃度が違いますので注意しましょう。
②フッ素配合洗口液
歯磨きの後、決められた量を用いて、お口の中全体にいきわたるようにうがいをします。
③フッ素塗布
歯科医院の定期検診などで高濃度フッ素を塗布します。
フッ素をお口の中に残すことが大切
お口の中にフッ素が長時間留まることで、より効果を発揮します。
①すすぎは少量の水で1回
歯磨きをしたあとに何度もうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素の効果が薄れてしまいます。
歯磨き後は5~15mlの少量の水で5秒間程度ブクブクと1回だけすすぐことをおすすめします。
また歯磨き後は1~2時間は飲食を控えるとさらに効果的です。
②就寝前の使用が効果的
睡眠中は唾液の分泌が少なくなり、口の中の自浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすくなります。
寝る前の歯磨きはフッ素配合歯磨剤を使って、さらに洗口液を使用すると効果的です。
フッ素は身近にある成分
フッ素はほとんnいどの食品に含まれるミネラル成分の一つです。
魚介類、野菜、肉、牛乳、塩、など、ほとんどの食品に含まれており、ビタミンのように毎日摂取しなければならない必須の栄養素に位置付けられています。
大人にも子どもにもフッ素は重要
大人になると不規則な生活や、幼い頃の歯科治療などにより再度むし歯が発生してしまったり、むし歯のリスクが高くなりやすいです。
また、プラークコントロールが悪いと歯周病によって歯茎が下がってしまい、セメント質と呼ばれる表面が弱い部分が露出してしまい、むし歯になりやすくなります。歯科研究ではフッ素配合の歯磨き粉を使用すると、歯の根元のむし歯を67%も抑制可能という結果も存在します。
フッ素を日常的に使用することで、むし歯になりにくい歯を作れます(^^)/
歯肉退縮って??
こんにちは🌞おとなとこどもの経堂歯科です。
皆さんは、「最近、歯茎がやせてきたな」「歯が長くなったような気がする」など思った事はありませんか??
実際、「お口や歯の状態で気になること」のアンケートでも年齢が上がるにつれて、歯肉退縮に悩んでいることが分かります。
なかには、「このままどんどん歯茎が痩せていって、歯が抜けたらどうしよう」と過剰な不安に襲われている患者さんがいらっしゃるかもしれません。
🗣️歯肉退縮はどういう状態??
歯肉退縮とは歯肉が下がって歯根が見えてしまった状態を指します。
50歳以上は100%、小さいお子さんでも8%の方に歯肉退縮が見られます。
🗣️歯肉退縮を診る時は骨を診る!それがコツ!!
歯肉の下に存在している骨が大切になります。
骨の減り方には2パターンあります。
①骨が減るパターン「骨欠損」
もともと骨がないなんて、そんな事あるのでしょうか?
実は骨欠損は案外多いのです。
・小さい顎に大きい歯が並んでいる(歯と顎の大きさのアンバランス)
・顎の骨(歯列弓)から歯がはみ出している(歯の位置異常)
・歯の傾斜がきつい(傾斜異常)
②骨が減るパターン「骨吸収」
もともとあった骨がなくなってしまった骨吸収は、歯周病に加えて、摩耗症、アブフラクション、歯列矯正による歯の移動が原因です。
🗣️なぜ骨吸収が起きるのか??
骨は一度できたらずっと一生同じままではありません。お肌と一緒で常に新しい骨に入れ替わっています。
古い骨は壊され(=骨吸収)新たに骨が作られる(=骨形成)、これを「骨のリモデリング」と言います。
骨を壊す「破骨細胞」が減らした分だけ、「骨芽細胞」が骨を作る、骨吸収と骨形成のバランスがとれた状態が正常な骨のリモデリングです。
健康な歯周組織ではこの2つの細胞が協力し合ってちょうど良いバランスが保たれています。ところが、歯周病になって歯周組織に炎症が起こると状況が一変します。破骨細胞がどんどん活性化し、どんどん骨を破壊します。そのスピードに骨を作る骨芽細胞はとてもじゃないが追いつけず、骨は減っていきます。
🗣️歯肉退縮が起こりやすい人はどんな人??
患者さんが元々持っている「骨の厚み」と「歯肉の厚み」によって歯肉退縮になりやすいかどうか決まります。
🗣️歯肉退縮を防ぐには
ブラッシング圧や歯ブラシの毛先の当て方にも注意して下さい。「ブラッシング指導=プラークの除去」とばかりに、強いブラッシング圧がかかると歯肉退縮を引き起こしてしまいます。毛先の当て方も大切です。
歯肉退縮で悩んでいる方‼️
是非、当院にいらして頂いて適切なブラッシング方法を一緒に確認しましょう🎶